インフォームドコンセントとは、行われる医療に対し、医師の選択した施術、処方などに対しそのメリットとデメリットを説明し、患者さんの了解と同意を得た上で実際の医療行為を行うというものです。当院では、この考えに基づき全ての患者さんに対して、ご説明と施術前の確認、同意書への署名を行います。

施術に関する全ての情報はホジティブ/ネガティブを問わずに、全ての患者さんに公平に情報開示しております。患者さんの知る権利を私たちは最も大切なことだと考えています。

二重まぶたの施術に関する説明

治療法の種類

• 埋没法1点式
• 埋没法2点式
• 埋没法3点式
• 部分切開法
• 切開法

最も適していると思われる治療法

1. アイプチ・アイテープですでに二重の癖がついている方。又は、戻ってもよいので腫れを最小限に抑えたい方 ＝ 埋没法1点式
2. アイプチ・アイテープなどで二重の癖がついておらず、戻らない二重まぶたを希望する方 ＝ 埋没法2点式 または 3点式
3. 二重にして腫れぼったい上まぶたも改善したい方。脂肪を取らないと二重が戻ると判断される方 ＝ 部分切開法

最も適していると思われる治療法の苦痛度及びデメリット

1. 手術中の痛み：笑気麻酔併用の局所麻酔で痛みは最小限ですが、押したり引っ張ったりされる感覚はあります。
2. 手術後の腫れ・内出血・皮下硬結などにより一時的に見た目が不自然になる場合があります(後述)。

術中/術後の症状は個人差があり、全ての方にあてはまるものではありません。しかし、公平な情報開示の思想に基づき、考えうる状況を全て開示しています。個々の患者さんの状況については、当ページで情報開示される「基本情報」の他、担当の医師より、あなたご自身の状況をきちんとお伝えします。

合併症

1. 疼痛：軽度の疼痛で処方される消炎鎮痛剤でコントロール可能です。
2. 腫れ：術式により希望される二重の幅により0日から2週間程度の腫れが出ます。腫れている間は二重の幅が広く見え、目の開きが悪くなります。
3. 内出血：内出血による色は10日から2週間で完全に消失します。
4. 埋没部の皮下硬結：数ヶ月で完全に消失します。皮下硬結に伴う皮膚の不整、皮下硬結に伴う二重の幅形の不自然さも同様に消失します。
5. 感染症：処方される抗生物質、消毒薬の使用により極めてまれです。

手術前に知っておきたいこと

1. どの手術を選んでも術後完全に自然な状態になるには最低でも1ヶ月程度はかかります。
2. 完全に自然な状態になったと医師が判断できない期間は二重の幅形の変更ができません。
3. 戻す手術はいつでも可能ですが、術後経過が長いほど戻しにくくなります。
4. 切開を伴う手術でできた瘢痕をなくすことはできません。

術後の通院治療

1. 治療：埋没法、部分切開法＝不要、切開法＝5日目
2. 経過観察：術後1週間目、その後完全に落ち着くまで1ヶ月に1度。
3. 術後注意すべき点などは、その都度 医師、看護婦から説明がありますが、それらの事項は必ず守ってください。
4. 手術に関して異常あるいは不明な点が生じた場合はただちに来院していただければ、当院はそれに関してでき得る処置を致します。

上記の事項が十分に守られない場合は、当院としましては責任を負いかねます。